本文へジャンプ
再塗装


全面再塗装における手順を紹介します。

トレーラー受け取り
運送トラックよりトレーラーを運び下ろす際、門柱クレーンを用い、短時間かつ無理な衝撃を与えることなく作業が完了します。
オーナー様による直接の持ち込みにも対応いたします。

旧塗膜除去
劣化したゲルコート層を慎重に削りとります。


発見されたクラックやヘコミ、修理痕の処理
クラック修理はメーカーリペアマニュアルに準拠し行います。
大きなヘコミはすべてマイクロバルーンを用いたエポキシパテを使用します。


下地塗装
サフェーサーは母材と上塗り塗料の接着を良くし、サンディングすることによ平滑な表面を出すために塗装されます。
サフェーサーの仕上がりで上塗りの仕上がりがほぼ決定するので、慎重に行います。
分厚く塗膜を維持すれば仕上がりがよくなりますが、その分、重量が増えるのでギリギリまで削りとります。
上塗り塗装
高耐候性アクリルポリウレタン塗料を吹き付けます。
登録記号・番号等も同じラインの塗料を用います。
更に耐候性を上げるため、クリアコートを吹き付けます。
作業はすべてフィルターを通した吸気、排気の専用塗装ブースで作業を行い、ゴミの付着を防ぎます。

仕上げ
塗料を吹きつけただけの状態ではまだ塗膜の表面にうっすらとゆず肌が残ります。
表面を完全な鏡面に仕上げるために水研ぎを行います。
最終的に#4000の特殊パッドまで用い、光沢を出します。

重量測定
個別部品の重量を、施行前、施工後に分けて計測します。
動翼においては、マスバランスの測定を行い、メーカーの指示する値に収まっているかをチェックします。
破損及び修理歴の無い動翼に限り、塗膜の吹き付け具合によるマスバランスの狂いは、再度塗装を行って修正しますが、その際の追加料金の発生はありません。

納品までの時間
外装塗装のみ、修理箇所無し、修理歴なし、という条件で
・ASK21クラス複座機 3ヶ月+α
・LS4クラス単座機 2ヶ月+α

+αの部分に、内装部品脱着の他、事務手続きや、運送スケジュール、重心・重量計測等、が入ります。
(つまり、最短のお仕事の場合、お客様がトレーラーを持ち込み、外装塗装だけを当社が行い、お客様の手で外しておいた内装部品や計器類を取り付け各種の計測も行う、という形になります)

2011年2月現在で
ASK21、ASK23、LS4、LS6、SZD-55、DG-800B
上記の治具が完成しています。
例えば、急な胴体のみの修理・塗装を依頼された場合でも、即対応いたします。
治具がないその他の機体に関しましては、納期が少し延びますが、料金が上乗せされることはありません。




   
inserted by FC2 system